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メソッド

第1章:どうして『生きるのが辛い』のかその原因とは?

2015年5月27日 Category:メソッド

※出来るだけ最初から順番にお読みください。

ふつうに生活していくだけなのに、なんだか生きづらい
人と話しているだけなのに、勝手に身構えていたり、プライドが邪魔をする
“そうすればいいんだろうけど、私はできない”

家庭でも職場でも、例えその環境が恵まれていても、生きるのが辛いと感じることがあります。そうなる自分を責めたり、守るために意固地になったりと、その戸惑いがさらに生きづらさを招くこともあります。

そうして人生に疲れを感じたり、この社会が理不尽の塊に思えてしまい、人間関係や将来の生き方について不安をおぼえてしまう───。

これらは果たして甘えや弱さ、性格や能力といったものが原因なのでしょうか?

……いや、意外とそうでないことの方が多いのかもしれません。

この章は『生きるのが辛い』から『ラクに生きていく』にスイッチするために、まず自分の生きづらい状況を変えにくい原因と、何にアプローチしていけばいいかをご案内します。

『生きづらい』原因

生きづらさの理由は、ほぼ対人・人間関係での問題じゃないでしょうか。

その【人間関係で生きづらくなる原因】は

気を使いすぎる、断れない、優しすぎる、小心者、見栄っ張り、完璧主義、プライドが高い

など一般的な性格のバランスが一般的に挙げられますが、それにプラスして

不安症、強迫症、HSP、アスペルガー症候群(ASD)、ADHD、PDD、精神症、アダルトチルドレン(AC)、パーソナリティ障害、トラウマ……etc.

といった遺伝や脳の機能の問題から、発達障害や精神症まで、全部あげていったら相当な数になります。

そして、これらはその当事者だけでなく、環境によっては周囲の関わる人間も生きづらくなる事があったりします。

対処の穴

一般的にうまく立ち回れなくて困った時、まず多くの人がどう頑張ろうとするかと言えば……

うまく出来ている人の方法をやってみようとする

“○○になるための△△な方法”な本を買う

自分なりの“こうすればいい”を探そうとする

とにかく相手に合わせる

ではないでしょうか?

でも、おそらくここを読まれている方で、上記の様なアプローチを試みた事がある人の多くは、こう感じたのではないでしょうか。

お手本の人(シチュエーション)が自分とは違うから合わない

読んでいるうちは分かった気がしたけど、いざとなったらどうしていいかわからない

なんかちがうわコレ

個性や環境によって、人間関係の空気やルールは違いますし、人それぞれ考えや受け取り方も違います。それらをひとつの方法論に当てはめようとしても上手くいかなくなるのは、当然といえば当然です。

こうなるのも仕方がない事なのですが、生きづらさから自信、自己評価や自己肯定感を失っている人の場合、そうできない自分をさらに追い詰めたりしてしまうこともあります。

ただ、上手くいかない原因は、必ずしも“自己啓発や先人の言葉などが当てはまらない”ということではありません。
自分自身にとある視点が抜けているために、それらを吸収しにくくしていたり、抵抗感や余計な辛さにつながっている場合があります。

かんたんに言うと、

元々ズレる原因が自分の中に湧きだしていたのに、表面的なやり方だけで対応しても、根本的な不安や原因を生み出してることは解消できていない

という穴がぽっかりあいています。

腑に落ちていないため、知らず知らずに余計な我慢や、無理に合わせている不安定感が生まれ、自分がそこにいないような感じや、出処のないイライラや怒りにつながるなどもしていたりします。

この不安定感がベースになって、さらに不安を作り出す悪循環にハマると、“なぜ辛いのか・何が悪いのか自分でも分からない”となり、とてつもない無理難題に思えてきてしまうことがあります。

つまり、生きるのが辛いと思っている時は、【自分が今どう思っているか】を見失っていたり、その【思っていること】を欲求としてストレートに出せていない時に感じるストレスが根本だとも言えるのです。

必要な視点

生きづらさを感じている方は、そういう時に下のような視点が抜けていないでしょうか?

何が上手く行かないのか
⇒その“何が”は何のために上手くしたいのか

自分はどうしたのか、自分はどんな発言をしたのか
⇒その言動は何を望み、何を守ろうとしたのか

自分の意志と行動の間にある、【どうしてそうしたのか】が分からないままに生まれた不安定感が、最初のつまづきになっていることがあります。

自分がどう感じ、どう考え、どう受け取ったのか、これらを認知といいます。そして、人はこの認知を受けて、行動・選択しています。

アプローチすべきもの

最初にあげた様々な【人間関係で生きづらくなる原因】は、それら自体を直接的に変えることができなかったり、多くの労力やトレーニングが必要になったりします。

しかし、どの原因であれ、緊張や沈黙をも含めたすべての行動・選択は、【どう感じたか・どう思ったのか】といった自分の認知を受けて、自分で行動・選択を起こしているものです。

つまり、【人間関係で生きづらくなる原因】に無理がなく対応するには、自分の認知に対して、【それがなぜなのか(理由や由来)・それは適切か(度合いや線引)】といった少し踏み込んだ理解と、行動・選択を変えるためのちょっとした【これでもいいんだ】が必要になります。

そうして自身の認知と現実のズレを理解した時に、自然と行動が変わっていくケースが多いので、まずは自分の認知を知ることが最初にアプローチすべきものになります。

ただ、人は自分の事を自分が一番良くわかっているようでいながら、そこのズレの原因が些細なものであると、思っている以上に鈍かったりします(ヘタすると指摘されてもピンとこなかったり)。

次の章では自分の認知を知り、その行動を振り返るためのいくつかのテクニックをご紹介します。

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    心労と過労、カサンドラ状態に陥り3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

    家族のASDについて学びながら、独自に心理学を楽しんでいる。

    ASDについてはこちらのサイトでまとめています。
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