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Category:メソッド

メソッド

終章:switchメソッドとの付き合い方

2015年5月28日 Category:メソッド

※出来るだけ最初から順番にお読みください。

長々とした戯言に、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。お疲れ様でした。

さて、なにかあなたの【胸の仕え】を、少しでも軽くすることに貢献できたでしょうか?

本編を全て読まれた方は、このswitchメソッドは問題を解決するための万能薬ではないことにお気づきかと思います。このメソッドは解決策ではなく、あなた自身が本来の力を取り戻すための、本当の状況を客観的に把握するために、知っておくと有利なことを分かりやすく並べたものです。

【これだけやっていればOK】は存在しません。諸行無常諸行無常です。

だからこそ、常に自分の心のホームポジションを意識して、すぐにでもいつもの場所に帰れるような概念を持つことは、最も自分を普遍なものにできる可能性があります。

浮かんでは消えていく不安や焦りなどの感情は、自分の心の発する場所を見つけると、受け流すだけの体勢がとれるようになる事が多いものです。

本当は~~にしたかったからだ

~~しても良かったんだ

自分の事がわかるようになると、自然と相手が望むものも見えてくる事があります。

意外と生きづらくなる本当の理由は、それほど大したものではなくて、そこで生まれたズレが重なって大きく見えているだけなのかもしれません。

こうして考えていくと、何を持って人の性格や個性と定義すればいいのか分からなくなる事があります。

事のはじまりを生む認知・そこから自分で選び遂行する行動と選択。

はじまりとなる認知ですら、状況に左右されるわけですから、性格や個性の定義を認知の仕方にくくることも出来ません。行動と選択は認知に左右されるために尚更です。

では、認知・行動・選択を全体的なベクトルとして包括して性格と呼ぶのならば、【性格を変えられない】と悩むことは非常に不毛なことなのかもしれません。

性格を変えるとなると、認知が浮かんでくる大本の所から変えなくてはならないからです。発想、人間性、精神などなど……。

そこを変えるのは難しいですが、行動と選択は選択肢さえあれば変えられます。その選択肢の変更に関わる葛藤が、どんな認知から来たのかが分かれば抵抗感も抑えられます。

もしかしたら、私達が思っている【自分】とは、想像以上に曖昧で幼いころの選択設定に偏っているのかもしれません。

で、あれば新しい選択が自分の根本を破壊する、目に見えない何かであるような不安感は、単に自分を理解するためのデータ不足が起こすフリーズなのかも……と考えると明るく思えてくるから不思議です。

このswitchメソッドは、どうかご自身を肯定していくために活用してください。よく分からなかったら、よく分からなかったことを肯定し、その自分も受け入れてあげてください。

いつか、何かと結びつくことがあるかもしれません。

そして、カウンセリングなどプロの助けを求められている方は、本編で感じた内容と照らしあわせて、相談するための踏み台に使ってみてください。ご自身のことを伝えやすくなるかもしれません。

switchメソッドについてはここまでです。

今後は少しずつ役立つ技法などを発信しつつ、様々な【困りやすいこと】のカテゴリーごと、各々のメソッドをまとめていきたいと思っています。

お読みいただき、ありがとうございました。

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    心労と過労、カサンドラ状態に陥り3度倒れ、一時はうつ状態に。 ところがどっこい完治なタフガイ。

    家族のASDについて学びながら、独自に心理学を楽しんでいる。

    ASDについてはこちらのサイトでまとめています。
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